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育児相談室

赤ちゃんの病気豆知識

冬の病気予防

インフルエンザ(季節性)

患者の唾液・鼻汁などの飛沫や、空気中のインフルエンザウィルスが、のどや鼻から入って感染します。通常、秋から冬に流行し、新生児でも罹患する可能性はあります。潜伏期は1〜3日以内で感染力はかなり強く、特に家族の一人がかかると家族内で感染する可能性は高いです。38-9度の発熱、咳・鼻、のどの痛みなどが主な症状で、年長児では筋肉痛・関節痛・頭痛を訴える場合もあります。医療機関で「迅速検査キット」を使い、感染の有無を確かめられるようになりましたが、発症後、短時間ですとウィルスの増殖量がまだ少なく偽陰性になる場合もあります。発症後48時間以内では有効な抗ウィルス薬(タミフル®、内服薬)がありますが(年長児では吸入薬もあり)、副作用などについては担当医とよくご相談下さい。予防法としてワクチン接種があり(任意接種、13歳未満は2回接種)、毎シーズン10月中旬以降に各医療機関で行われていますが、上述のように年少児ほど家族内感染が多いので、お子さん以外の家族の方の接種も、是非お勧めします。手洗い・うがいの重要性は、新型インフルエンザの出現以降よく言われている通りですが、年少児では難しいので、体調管理に気をつけ、流行期には不必要な他者との接触は出来るだけ控えた方が無難です。

嘔吐下痢症

代表的なウィルスはロタウィルスやノロウィルスで、患者の唾液・排泄物・吐物などから経口感染します。通常、冬から春先に流行し、潜伏期は2〜4日程度、乳幼児においては他のウィルス性急性胃腸炎よりも症状が激しく、最初の1-2日、一日に数度〜10回近い嘔吐を繰り返した後、水様下痢が一日に何度も出ます。下痢は、酸臭で白い米のとぎ汁様と言われていますが、はっきりしない場合も多く、38-9度の発熱を伴う場合もあります。嘔吐・下痢は4-5日ほど続きますが、1週間程度で自然に回復します。「迅速検査キット」を使えば、便からウィルスの種類を確認することも可能ですが、ロタウィルスやノロウィルスの特効薬はないので、吐き気止め・下痢止めなどを使った対症療法が主になります。食事療法は、白湯・薄めのお茶・乳幼児用イオン飲料など水分を中心に、少量・頻回摂取が原則です。予防法としては、患者の唾液・排泄物・吐物などを介して感染しますので、患児の吐物やおむつの世話をする人には、ケアの後は必ず十分な手洗いをする必要があります(症状が軽い場合が多いですが、成人にも感染します)。患児の舐めたもの、食べかけ・飲みかけのものを口にしないように注意が必要です。

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